「黒船の再来」 海軍横須賀基地司令官 デッカー少将&夫人 


「黒船の再来」の購読(刊行会の仲間入り)をおすすめします。
「RETURN OF THE BLACK SHIPS」 日本語版
Benton Weaver Decker and Edwina Naylor Decker
米海軍横須賀基地司令官ベントン・W・デッカー少将(デッカーさん)と
エドウィナー・N・デッカー婦人(エレナさん)との共著
本事業は横須賀市「市民協働推進補助金」の助成を頂いています。
 昭和21年4月から25年6月までの4年間、横須賀を中心に戦後の日本占領政策を
推進したデッカー司令官と婦人の回顧ですが、日本人愛に充ちた努力の記録です。

 ペリーの黒船から日本人は、民主主義を受取らなかったために無益な戦争に走ったが、
今度こそ、日本が民主主義になってもらうため、われわれは再びやってきたのだという
タイトルなのです。 民主主義については、未知であり、無知の日本人に、さまざまな
指導と努力で、短期間に見本を示していった実践の記なのです。

 横須賀を日本復興のモデル都市として民主主義の手本となれるように、次々と具体的
に展開し、まずは学校をつくり、病院を開き、教会を設けていきます。 そこでは、自由・
平等・博愛の理念を示し、福祉や慈善の活動も見事に実践してみせたのです。

 それにしても、これほどまでに日本人を敬愛し、信頼して、太平洋戦争の敗北から立ち
あがらせようと、努力を惜しまなかった米国人がいたことには驚きを覚えます。

 昭和20年8月15日以後、アメリカ軍は日本との戦争に勝利し、占領者として誇りに充ち
ていたのですが、デッカーさんは、着任するや配下の軍人(海軍)に、勝利者のおごりを
戒めるとともに、日本人には学ぶところがあると謙虚さも強いたのです。

 いろいろな困難もありました。 アメリカ本国がデッカーさんのやることに理解が及ばな
かったり、ソ連を代表にした共産主義勢力の伸張も災いをしました。 事実、ソ連は太平
洋に開かれた横須賀の一部を欲しいと主張してきたのです。 しかし、デッカーさんは、
日本の復興、さらには恒久平和の国づくりが遅れたり、太平洋の平和が阻害されたりす
ることを恐れ、万全の配慮を払って拒否をしていったのです。

 この本は、個人の自伝(自慢)とか、エッセイの類ではありません。歴史書の類で、日本
の敗戦と被占領時期の空白をうめる貴重な現代史なのです。 横須賀の日本の民主主義
の代表都市に仕上げた一司令官夫妻の構想と実践努力を活写した記録です。 さらには、
横須賀市民をはじめ、日本人を励まし、希望を持たせようという信義の書でもあります。

 本は32年前(1978年)にアメリカで出版されました。 出版された本は、デッカーさんから
かなりの日本人と日本の行政、企業などの関係箇所に贈られていたようです。 しかし
しっかり読んだ方は少なかったようですし、日本語の出版もされませんでした。したがって、
この本があることも一般には知られていませんでした。
  
 420ページの大冊ですが、「横須賀学の会」では、その内容に意味があることに注目して
日本語への翻訳に取組み、本年3月にほぼ完了したとこです。

 今後、市民や一般の誰もが読めるように、書籍にまとめたいと願っています。 出版への
準備は、市民参加の刊行会ですすめているところです。ぜひご参加下さい。

「黒船の再来」・・・戦後の横須賀再興の恩人ご夫妻がまとめた現代史
「デッカーさんの本を出版する刊行会」出版基金造りにご参加下さい
皆様のお力を結集し、60年を隔てたいま、デッカーさんご夫妻の心に触れてみたいものです
平和を願う勇気と活力をもらい、中央公園の胸像に記した感謝の思いが新たにわきます。
本事業は横須賀市の「市民協働推進補助金」の助成を頂いています。
米海軍横須賀基地司令官ベントン・Wデッカー少将(デッカーさん)と
エドウィナー・N・デッカー婦人(エレナさん)との共著
「RETURN OF THE BLACK SHIPS」 日本語版
Benton Weaver Decker and Edwina Naylor Decker
 この本は32年前に贈られたのですが、まだ日本語訳では出版されていません。
420ページの大冊ですが、「横須賀学の会」では日本語への翻訳をほぼ完了しました。
4月以降、出版に向かいますが、原稿はたくさん登場する関係者に確認頂き、写真、
索引、解説、年表、著作権の処理などを整え、年末に向って印刷を開始します。
立派な本ですが、定価は3,200円(刊行会会員の特価は3,000円)+消費税です。
皆様にはゼヒこの本を読んで、デッカーさんご夫妻の真心を受け止めて欲しいのです。
■購入方法
 あなたは、刊行会へご入会を頂きたいのです。 会員は、前金で一冊につき3,000円を
納入頂きます。 納入には改めて(振込み願い)の書類を、9月以降にお届けします。
 *本を出版・普及する「刊行会発起人」名簿をただ今準備中です。

この出版の成功のため、あなたの周囲の方がたにもゼヒご入会をおすすめください。 
■出版元(連絡先)
「横須賀学の会」 代表 大橋祥宏
 事務局:〒238-0021 横須賀市富士見町1-54
 Tel:046-823-0333
■参考リンク集
・コムソフィア・オンライン:富士屋ホテルでデッカー大佐の『黒船の再来』を現場検証する