NPO 大分百景 大分・九州 歴史・文化と自然
~簡潔で、わかりやすい短歌形式で綴る 大分・九州の歴史・文化と自然~
双葉の里 | |
双葉山は、宇佐平野の海辺に位置する旧宇佐郡四日市町天津村布津部に1912年(明治45年)生まれました。 遠くに野山を見渡す田園地帯で稲作中心の地域で、布津部は伊呂波川と瀬戸内海周防灘の河口にあり貝や魚が 豊富で、半農半漁の家が多くありました。 |
|
我は海の子(旧尋常読本唱歌) | |
我は海の子白浪(しらなみ)の さわぐいそべの松原に、 煙(けむり)たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家(すみか)なれ。 生れてしおに浴(ゆあみ)して 浪(なみ)を子守の歌と聞き、 千里(せんり)寄せくる海の気(き)を 吸(す)いてわらべとなりにけり。 高く鼻つくいその香(か)に 不断(ふだん)の花のかおりあり。 なぎさの松に吹く風を いみじき楽(がく)と我は聞く。 丈余(じょうよ)のろかい操(あやつ)りて 行手(ゆくて)定めぬ浪まくら、 百尋(ももひろ)千尋(ちひろ)の海の底 遊びなれたる庭広し。 幾年(いくとせ)ここにきたえたる 鉄より堅(かた)きかいなあり。 吹く塩風(しおかぜ)に黒みたる はだは赤銅(しゃくどう)さながらに。 浪にただよう氷山(ひょうざん)も 来(きた)らば来(きた)れ恐れんや。 海まき上(あ)ぐるたつまきも 起(おこ)らば起れ驚(おどろ)かじ。 いで大船(おおふね)に乗出して 我は拾わん海の富 いで軍艦(ぐんかん)に乗組みて 我は護(まも)らん海の国 |
大分・九州の歴史・文化と自然 写真・動画 短歌形式で綴る 大分短歌紀行 NPO観光プロモーション(NPO Promotion Oita Kyusyu) |